子どもの成長のための、子ども靴の良い選び方【東京・レディースキッド】
2022.03.24
子育て…..日々の楽しみや発見など、喜びもたくさんありながら、同時に悩むことも多いと思います。
特にお子さんの身体の健康は、子育てに邁進されるご家族の皆さんにとって、最も気になるテーマの一つなのではないでしょうか?
お子さんが成長する過程で、特に「足」は、サイズなど、状況が日々変わるものです。
「子どもの身体を考えたとき、靴は何を選んだら良いのだろうか….?」
正解が分からずお悩みの方も多いのではないでしょうか?
小学生に上がって上履きを買うようになったり、テレビ番組などで「走り方」が特集されているのを見て、お子さんの靴に注目される方が多いかもしれません。
しかし実はそのずっと前、歩き出したばかりの頃から、お子さんの「歩き方」や、「足の特徴」にはぜひご関心を持っていただきたいのです。
足を良い状態に保つために、しっかりしたつくりの靴が持つ、足をサポートする機能は、大きな働きをします。
適切な靴の選び方を知っておくことは、安心して子育てをするための、重要な一つの要素であると言えます。
靴を変えたら子どもがよく歩いてくれるようになって、ずっと抱っこやおんぶをする必要がなくなり、楽になった、とおっしゃるお母さん・お父さんもたくさんいらっしゃいます。
私たちは東京・池袋に店を構えて数10年の靴屋として、靴を通じて足の状態・ひいては身体の健康を見つめ続けてきました。
今日の記事では、東京に店を構えて60年の靴屋として、そして小児靴カウンセラーとして、子ども靴を選ぶときに、これだけは知っておいていただきたい!
ということをまとめてみました。
最初に、子ども靴の【よくある間違い】をお伝えします。
知っておきたい、子ども靴選びのよくある間違い
よくある間違い①
「子どもの靴はすぐ小さくなるから、できるだけ長く履ける大きめサイズを選ぼう」
大きい靴は、靴が足を支えてくれず、靴の中で足が滑ったりする原因になります。
よくある間違い②
「柔らかい靴の方が、足に負担が無さそう」
柔らかすぎる靴も、足を支えるサポート機能が低いことが多いです。ある程度の剛性は靴の支持性を高めるために必要ですし、型崩れのしづらさにも繋がります。
よくある間違い③
「幼稚園や保育園でも、1人でさっと履ける靴を選びたい」
ゆるい靴を履くことと同義です。留め具などで、足を固定できるものを選びましょう。
よくある間違い④
「かけっこが早くなる靴を買って、普段履きにしています」
「足が早くなる」と言われている靴は、スポーツの特性に応じて、ねじりやすい構造・素材であったり、左回りのトラックに合わせて最適化されたりしています。しかし、日常生活では、左右バランスが正しく、かつある程度の剛性があるものを選ぶ方が良いです。
では、ここから「子ども靴って結局どうやって選んだらいいの?」という疑問にお答えしていきます。
しっかりした子ども靴を買うなら、これだけは押さえておきたいポイント
お子さんのことを考えて子ども靴を選ぶなら、これだけはおさえておいてほしいポイントはこちらです!
・不安定な踵の骨と関節を適切に支えるカウンター形状
・歩行時の足の動きをやさしく固定し調節できる留め具
・足の成長とゆびの動きを妨げない爪先のゆとりと高さ
・歩きやすさのための適切な重さと屈曲性のあるソール
・路面からの負担を軽減し安定感と耐久性を伴った靴底
・汗をかきやすい子どもの皮膚に必要な通気性のある素材
・足に合わせたインサートに入れ替え可能なインソール
ここに書いたものはすでに厳選していますが、それでも「こんなにたくさんは無理だ」という方のために、最低限ここだけは!という重要ポイントをさらに絞り込み、詳しくお伝えします。
▶ 子ども靴の踵
お子さんの踵をサポートできる支持性が大切です。
踵に合わせて、だるっと広がっているのではなく、一定の細さがあること・硬さがあることがポイントです。
▶ 子ども靴の返り
「返り」というのは、歩行するときに屈曲する部分のことです。これが適切な位置で曲がらないと、足の力が靴にしっかりと伝わりません。
同様に硬さも重要です。柔らかすぎては安定しませんし、硬すぎても、歩行を妨げます。適切な硬さは、お子さんの体格や身体の特性、成長と歩行の様子から判断する必要があります。
▶ 子ども靴のベルトの仕様・位置
留め具は、一度折り返して固定するタイプがおすすめです。でないといくら引っ張っても足の両側を絞ることができません。
また、留め具が適切な位置にあるかも重要です。足の甲のどの部分を押さえているかで、固定力も変わります
子ども靴、いつ買い換えたら良い?必須、サイズの選び方!
大人と同じように、正確な足のサイズをはかることは必須です!
▼ サイズ選びについて、詳しくはこちら
当たり前ですが、お子さんは何も言ってくれません!
サイズ選びのガイドがある靴は○ですが、ガイドに頼るばかりでも危険です。
例えば指の厚みによって、必要な捨て寸も変わってきます。
また、実際の表記よりも、捨て寸も足し合わせた実際のサイズが小さい靴も存在します。
こういった細かい点を考慮して、サイズを検討する必要があります。
子どもへの履かせ方は重要
どんなに良い靴でも、履き方が悪いと台無しです。履き方のポイントをお伝えします。
①踵に寄せて履くつま先を上方へ向けた状態で、踵を地面にトンと1回打ち付けてあげてください。
それだけでちゃんと踵があった状態になります。
逆に、踵があっていないと、そのあとどんなにベルトをしめても靴の中で足が動いてしまい、固定された状態になりません。
②ベルトをしっかりと絞ってしめる
先程おすすめした、折り返して留めるベルトであっても、しっかりと引っ張ってから止めないと、効果は全くありません。
一度上にぎゅっと引っ張り、それから止めてあげましょう。
こうしたちょっとしたコツが、より良いフィット感に繋がります。
③これはダメ!「勿体ないから…」ときつくなっても履き続ける
きついということは、足に負荷がかかっているということです。
成長の早いお子さんの靴を買い替えていく大変さはありますが、お子さんの健やかな成長のため、適切なタイミングで買い替えてあげてください。
④これはダメ!踵が減って、型崩れしても履き続ける
靴は消耗品です。どんなにしっかりとした靴でも、履いている時間、運動量が多ければ、型崩れして支持力が弱くなったり、靴底がすり減って、体全体の傾きに繋がります。
長持ちしてほしいところではありますが、お子さんの足と身体の健やかさを第一に考えて、それまでの期間、足を守ってくれたことに感謝して、無理せず靴を新調していただけるとベストです。
どこでどうやって探したら良い?
ここまで子ども靴の選び方や、履かせ方のコツを書いてきました。
お子さんは靴の良い悪い、合っている・合っていないを、自分では言えません。成長が早い、消耗品である、などの理由から、子ども靴はまだまだ価格や買いやすさで選ばれてしまうことが多いのも現状です。
しかし、ここまで読んでいただいた皆さまには、ぜひsuperfit(スーパーフィット)をおすすめさせてください。
superfitは、オーストリアの靴メーカーLEGERO社(今やヨーロッパ最大のメーカー)が、子どもの足の健康的な発達を考え、守るために、整形外科的な靴の理論に基づいて、40年前に小児科医とともに考案された靴です。子どものために特別に設計され高い品質基準を設けているのがsuperfit。常に製品マネージャーとデザイナーが医師や専門家と相談しながら最高の技術を駆使し、すべてのコレクションに最新の科学的知見を採用しています。
2011年にドイツ、オーストリア、スイスの342人の小児科医と整形外科医による靴の医学的評価が行われた結果、superfitは小児科医と整形外科医の98%から、最高であるという評価を獲得しています。
東京都内では、まだまだ扱っているところは希少かと思います。
レディースキッドでは、予約制で足の計測から受けております。
※ 子どもの靴だから程々に・・ではなく、子どもだからこそ、専門的な知識も併せもって靴選びを考える必要があります。
専門スタッフにて担当させて頂きますため、ご予約制となりますこと、ご理解お願いいたします。
ご要望の方は店舗まで電話またはメールにてお問い合わせください
ladies@kid-k.jp
03-3981-3456
▼ 子ども靴についてのその他の記事はこちら
【ブログ】レディースキッドの子供靴。何故、子どもにこそ良い靴を…にこだわるのか。
執筆者:
キッド代表・小児靴カウンセラー
小堤
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