キッドの代表取締役・シューカウンセラー、小児靴カウンセラーでもある小堤です。

 

元来、仕事にかまけがちな生活を送っていましたが、最近、輪をかけて忙しいのは、いろいろワケがあれど…店頭でお子さま達と遊んでいるから！が大きいのです😁

 

…は半ば冗談ですが、今年より店舗店頭にて、子供靴のフィッティングをしてます。元々厳しかったスケジュールに、無理矢理ねじ込んでいるので大変。。

（お客様に私の都合に合わせて頂いてるので助かっています…）

 

足・靴の勉強を続ける中で、子どもの足と身体の成長発育に対して、靴がとても大事であることを学んでしまい、色んなご縁やタイミングが重なり、子供靴の企画・物流会社であるフェルゼを、伊藤先生と設立したのが2019年。しかし、婦人靴専門店であるレディースキッドでのこども靴の販売は…と二の足を踏んでました。

が、ご要望の大きさに、そして良い靴を広めていくためには店舗でやらねばと思い、昨年から完全予約制ですが販売を始めてます。

 

しかし、成長・発達も考えて選ぶには、大人の靴とは別の知識・経験が必要。ある意味、子供靴の方が難しいんです！…なので、いまは私が直にお客様の対応をさせて頂いてる次第。

 

やればやるほど、”１歩１歩、合わない靴でお子さんに無理・無駄をさせてきてたんだな…”という事例を目の当たりにし、つい熱が入ってお話してしまったり、子どもと触れ合ってるのがとにかく楽しくて（うちの子は大きくなり抱っこもできないからｗ）、時間を忘れ…次の打合せ開始を大きく超えてた…等の失態もしつつ😅、元気をもらって乗り切ってます。

 

↓ 店頭のパンプスを自ら手にとり、履いて歩いたお子さん…w 最高に笑っちゃいますし、色々楽しませてくれることが沢山おきる😂

 

ともあれ、子ども達には元気はつらつと成長して欲しいと願うし、そのために足元をもっと考えて！（多くの人が影響を知らない…）をもっと伝えていきたい。そして、伝えるだけじゃなくて、それを実現できる仕組みを作ることが必要。

自分の子には、ちょっと遅かったから…の後悔もあり、靴業界にいる私ですらそうなので、世の多くの方が、知らなくて見落としてる…その現実を変えていきたいなと改めて思うのです。

 

・・・・・

子供靴の選び方、ネットにも色々載ってますが、いまだに

『すぐに小さくなってしまうので、大きめを買うのが賢い！』

という子どもの足への影響を全く考慮していない記事とか、

『軽くて柔らかい』

『スポーツシューズメーカーのが機能が高い！』

最近は、

大きめサイズを履かせることにつながる

『まだまだ履けるのにもったいないから、おさがりを活用…！』といった記事を目にして…衝撃を受けることも多くあります。

 

# ご参考

子どもの靴選びでのよくある間違いや、履かせ方のポイントは、こちらの記事で詳しく書いていますので、ご関心のある方はぜひご一読くださいね。

▼子どもの成長のための、子ども靴の良い選び方【東京・レディースキッド】

 

＃　一番頭を抱えるのは、お子さんお一人お一人足のアライメントや性質が異なるにもかかわらず、同じ靴を履かせる学校制度がいまだに多く残っていることですが。。

最近は、”足育”という言葉で、だいぶ認知が増えてきてはいますが…その中身の正確性に疑問があるものも正直多いと見受けられます。

 

子どもと大人の足は別物であるのに、大人の延長線上でしか考えてなかったり、逆に変に煽りすぎだったり、潜んでいる、もっと大きな影響があるのかもしれないのに、安易な結論を促して見過ごさせてしまうようなことが述べられていたり。

また、子どもの靴選定が難しいのは、子どもは痛かったり脱げそうでもなんとかしちゃったりするし、『これで大丈夫？』と抽象的に聞いても、大した答えが返ってこないことが多いことにもあります。

（逆に、痛い、と言うのががほんとに痛いわけじゃないこともあるし。。。）

だからこそプロが、この靴で良いのか、をよりしっかりと見てあげる必要があるなとも思うのです。

 

あと、親御さんの心配や想いが強いので…その意味では、そこを安心して頂ける説明やフォローも大切で、理由もなく、これがよいとは言えません。

・歩くときにフラフラしてるように見える

・足の形が気になっちゃう、問題があるのかなと…

・綺麗な脚に育てたいんです

・運動得意になって欲しい

など、ママパパのいろんな想いを受け止めつつ、どんな靴を選んだら良いのかはもちろん、安心して頂けるように色んなお話もすることも時に必要。

コンディショニング指導する立場からも、アドバイスさせて頂くことも多くあります。

良い靴履いてないと生きていけません、とは言わないですが、、足の機能、それがひいては身体全体の運動機能を発揮させるという視点から見れば、勿体ない…というのは間違いなくお伝えする点。

と理屈をお話してますが、靴を変えたらどうなのか…は、子どもの方が体感で分かってすぐ受け入れたり納得してくれたりもします。子供は素直ｗ

＃　ちなみに、かわいい靴、が悪いとばかりは思ってません。

＃　大人の女性が、ヒール履きたい！と同じマインドが、子どもなりにあったりもする。それはそれで、考えてあげるべき時もあります。

＃　ただ、ちゃんと理解した上で、選び、ＴＰＯに応じてちゃんと履き分けることは必須ですね。

取り扱う子供靴は、決して安くはありませんし、靴だけで全ての悩みが解決するわけでは無いけれども、それを言ったら、○育とつくものはなんだって同じこと。１つの要素だけで子育てすべての問題が解決するわけではない。

子どもの健やかな成長のために必要な要素を、しっかりと併せ持っていくこと、ある意味偏らないことも大事じゃないかと思うのです。

（身体づくりをどれだけやっても、合っていない靴ですぐ崩れるし、逆に合っている靴を履いても、身体の使いこなしが悪ければパフォーマンスは上がらない。大人もそうです）

ただ。

足靴は（特に日本においては）その重要性が一般に認知が薄いことや、じゃあどうしたら良いの受け皿が少なすぎる…変える余地が沢山あるという意味では、力を入れるべき、もっと知ってもらうべき、なのかなとは思ってます。

・・・・

とつい長くなりましたが、、１人でも多くのお子さんに、ほんとうに良い靴を届けたいなと改めて思いつつ、パンプス履く以上の笑いを期待して、店舗にてお子さんをお待ちしています🤣

 

レディースキッドでは、予約制で足の計測から受けております。

※　子どもの靴だから程々に・・ではなく、子どもだからこそ、専門的な知識も併せもって靴選びを考える必要があります。

小児靴カウンセラーの資格を持つ、専門スタッフにて担当させて頂きますため、ご予約制となりますこと、ご理解お願いいたします。 

 

▼子ども靴についてのその他の記事はこちら

【スーパーフィットの子ども靴】

【子ども靴の選び方・よくある間違い】

【子ども靴の大切さ】

【沖縄の子ども靴】

【子どもに良い靴をこだわる理由】

【子どもの足を守る靴選び】

【子どもの健やかな成長のために靴ができること】

 

▼足と靴の学習室（足育講座オンデマンド！）のご案内

『赤ちゃん～就学前編』

『小学生・中学生編』 

 

執筆者：キッド代表・小児靴カウンセラー　小堤

 

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