スポーツの習い事にはどんな靴を選んだらいいの?子供靴の専門家がオススメのスニーカーを解説!
2024.12.28
子供が小学校に入学すると「習い事」をやらせるか悩む保護者の方も多いかと思います。特に、野球・サッカー・バスケなどの運動系の習い事は、小学校低学年のうちから始めることで、子供の身体的能力や精神的な成長に繋がることにも期待ができます。
そんなスポーツの習い事に必要不可欠なのが「靴(スニーカー)」です。
運動機能をサポートしながら、足元の安全性が期待できる靴を履くことは、スポーツを習う子どものパフォーマンスにも影響します。
特に、まだ始めたばかりの小学校低学年・中学年のお子様は、基本的に普段の登下校時の靴を(スニーカー)共用として使うことが多いです。いずれは、野球やサッカーで使用されるスパイクや、バスケのバッシュなど、競技用の専門シューズが必要になりますが、子供の身体づくりを考えるなら、登下校用・スポーツの習い事を併用する靴は、しっかりしたものを選んでいただきたいところです。
今回は、子供靴の専門家である、日独認定小児靴カウンセラーが教える
・スポーツの習い事をさせるなら知って欲しい靴の選び方
・スポーツの習い事にオススメのスニーカー4選
について解説します!
スポーツの習い事をさせるなら知って欲しい靴の選び方
子供靴の役割
子供靴の役割は、「保護」「補助」「支持」の3つが上げられます。
保護:寒さや石、木などの外的要因から怪我をしないように足を守る役割
補助:皮膚感覚を育て、歩行経験を上げ、運動機能を上げる役割
支持:(骨格の)アライメントを整え、歩行運動動作を支える役割
子供の成長段階の足を育てるのに加え、子供の運動パフォーマンスの向上を考えると、「保護」「補助」「支持」の3つの役割が果たせる、機能的で良い子供靴を選んでいただきたいところです。
では、良い子供靴を選ぶ時に「どこを見たら良いのか」の見極めポイントをお伝えします。
良い子供靴の見極め方
1. 靴の踵部が硬い
足の骨格の中でも、踵(かかと)の骨はとても重要な部分です。踵骨(しょうこつ)の位置関係がズレてしまうと、足や身体にも影響が起こりやすいなります。もちろん、扁平足になりやすい要因の1つでもあります。
この踵骨が倒れないようしっかり支るためには、靴の踵が硬いことが大切です。上の写真のように、指で押して潰れてしまうような柔らかい靴だと、足の骨格をしっかり支えてくれません。
靴の踵部を指で押しても潰れないような強度があるか必ずチェックしましょう。
また、特に
・歩き方が不安定
・関節が柔らかい
などで心配ごとがある方は、広い面積で足首まで包み込んでくれる「ハイカット」や「ミドルカット」などもオススメです。
2.靴底が足指の付け根で曲がる
本来、人間は歩く際に足指の付け根だけが曲がり歩きます。ですので、『靴底が硬すぎる』と歩行時に足指の付け根が曲げられず、身体をスムーズに前へ持っていくことが出来づらくなり、躓いたり、ペタペタ歩きになったり、と歩行のスムーズさに欠ける恐れがあります。
写真のように、足指の付け根だけがよく曲がる靴を選びましょう。
3.折り返しのダブルベルト
ベルトが無いスリッポンタイプの靴は、すっと履ける利便性はありますが、反面「脱げやすい」とも言えます。すぐ脱げてしまうような靴は、脱げないように靴の中で踏ん張ってしまうので、すぐ疲れやすくなったり、歩きたがらなくなったりの原因に繋がりやすいです。
国産の子供靴も、比較的幅広タイプが多いので、ベルトでしっかり足を固定することがとても大切です。
ちゃんと足を固定できる子供靴を見極めるときは
・折り返し(ターンバック式)のベルトであること
・ダブルベルト(2つベルトがある)こと
この2つが子ども靴に備わっているかチェックしましょう。
スポーツの習い事にオススメのスニーカー 3選
これらの機能的な靴の選び方(ポイント)を踏まえた上で、レディースキッドでは「スーパーフィット」をオススメしています。
スーパーフィットは、ドイツの子供たちの足データを集めて研修して作られたドイツWMS規格の木型が採用されています。子供の足のプロポーションに最適な規格で基準が定められており、子供の足の健やかな成長を守るという意図において、スーパーフィットは自信を持ってオススメできます。
このスーパーフィットの中でも、これからスポーツの習い事を始める子供たちにおすすめのモデルをいくつかご紹介します。
スポーツ7ミニ
特に足幅が狭い子供たちに人気のモデルシリーズです。木型も狭く作れらており、「国産の子供靴でもなかなか足にフィットするものに出会えなくて…」とお悩みの方にオススメです。
アウトソール(靴底)は少し傾斜があるので、スムーズに前に重心移動がしやすく、歩きやすいモデルになっています。その分、他モデルに比べてグリップ性が比較的弱い部分もあるので、スポーツの動作の内容によっては、下記3つのモデルの方が運動にも適しているかもしれません。
ストーム
スーパーフィットの中でもオーソドックスなモデルでもあり、踵部の硬さ、ソールのグリップ性どれをとっても、お子様の足の骨格を支え、運動機能をサポートするのに最適な子供靴です。
アウトソール(靴底)は、グリップ性や衝撃吸収性も良く、運動にも適しています。
スポーツ5
木型としては、足幅中間~広めの設定ではありますが、比較的、踵幅は狭く、指回りは広めに作られているモデルです。スポーツをする時の運動機能をしっかり発揮できるよう、支持性はありつつ、ある程度の動きに対応出来るモデルでもあります。
アウトソール(靴底)は、グリップ性や衝撃吸収性も良く、ストーム同様、運動にも適しています。
ジュピター
レディースキッド取り扱いのスーパーフィットの中でも、一番幅広の木型モデルです。それだけでなく、全てにおいて靴の耐久性は一番強度が高いモデルでもあります。
アウトソール(靴底)もとても頑丈で硬く、子供の体重や激しい運動による衝撃に対する耐久性のある子供靴はなかなか他では見たことないくらいです。
スーパーフィット専用インソール
子供の足のアライメント(骨格位置)や運動機能についてご心配されている方には、『スーパーフィット+インソール』という方法もご提案しております。
レディースキッドで取り扱いしている『フェルゼインソール』は、スーパーフィット専用に型がつくられていて、スーパーフィットにジャストフィットしてくれます。なので、靴の中でインソールがズレて…といった心配もありません。
小児靴カウンセラーのメニューでは、更に履き心地を良くするインソールの加工なども行っていますので、ぜひご相談ください。
レディースキッドでスーパーフィットを履き試してみよう
「スーパーフィットを履き試してみたい」
「良い靴を履かせたいと思っているけど、自分でモデルやサイズを選ぶのは難しい…」
「スーパーフィットすでに履いているけど、別なモデルも試してみたい」
などと考えられている方には『足の計測とスーパーフィット選び』メニューをオススメしております。
こちらのメニューは、子供靴の専任スタッフが、お子様の足の特性に合うスーパーフィットを選びます。完全予約制メニューとなっておりますので、WEBから空いているお日にちをご指定しご予約ください。
また、
「子供の歩き方、大丈夫かな?」
「運動パフォーマンスを上げたいから、インソールもみてもらいたい」
などと考えられている方には、日独認定のカウンセラーが担当する『小児靴カウンセラーによるカウンセリングメニュー』をオススメしております。
日独小児靴カウンセラーの有資格者であり、レディースキッドのオーナーの小堤が、お子様の足の特性、そして足だけでなく上半身も含めた身体全体の使い方を見極めた上で、靴のご相談を承ります。
こちらも完全予約制メニューです。WEBの予約フォームまたはお電話にて、ご希望日時をお伝えいただけますと幸いです。
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