靴の買い方選び方② ~何を履いても足が痛いなら〜
2021.04.22
靴を買われるとき、オシャレ!だけでササッと選んでいませんか?
「靴の買い方・選び方」特集では、
ピッタリな靴選びのポイントをお教えします!
2. 靴の買い方選び方② ~何を履いても足が痛いなら〜 ★本記事の内容はコチラです
〈足のサイズ、おいくつですか?〉
そうお尋ねすると、多くの方が『〇〇cmです』と、何かしらお答えいただくのですが、
そのご回答に対して、お聞きしたい重要なことが2つあります。
① そのサイズは、他人に計測してもらいましたか?
計測した場合、専門家にしてもらいましたか?
② そのサイズは足の長さのこと、他の寸法は測ったことがありませんか?
この2つは、とても大事で…それによっては、測った意味がありません!
もし①も②も、NO!であるならば…ご自身で思われている足サイズ、の数値は…
怪しい!?と思って頂いた方が良いでしょう。
厳密にいえば、それで足に合う靴を選ぶサイズ情報としては、かなり間違っていることが多く、
だから、
『何を履いて足に合わない』
が起きている可能性があるのです。
特に、こんな心当たり…
①については
『測った経験がない』
『家族や友達に測ってもらった』
『サイズは、履いている靴の表記数字』
②については、
『長さ以外のサイズなんて…気にしたことがない』
『痛ければ、足の幅が広いから…と幅は気になる』
『デジタル計測器に乗って、計測しました』
1つでもありましたら…これからお話する点、必ずお読み頂きたいなと思います。
<本日のおはなし>
・足のサイズ測る必要ある?履いてる靴のサイズではダメなわけ。
・何を履いても足が痛いのは…サイズをちゃんと測っていないから!?
・要注意!測り方によって、足の数字は全然大きく変わる…。
・長さを測ればOKではない。
◆ 足の計測は、なぜ必要?履いている靴サイズでは、正しく靴を選べません!
自分の足サイズはわかってる、でも足の計測をしたことがあるわけではない…
という方は沢山いらっしゃいます。
中でも、
【履いている靴が〇〇センチだから、足のサイズは〇〇センチ】
を根拠にお伝え頂く方はとても多いです。
しかし。
靴に表記されているサイズは、靴の実際の寸法ではないものがほとんどです。
各メーカーが
『この靴は、これくらいのサイズの足の人が履いたら、ちょうど良いと思って作ってます』
という表記です。
実際の長さではありません。
(概ね、1センチ以上違うでしょう。むしろその差がもっと少なかったら…足に負担がかかる可能性がかなり高いです。
そのあたりの詳しいことは、こちらでも)
つまり、同じサイズ表記であっても靴が違えば、実際の靴内の寸法は違うことになります。
サイズを測る物差しにはなりえません。
さらに、ちょうど良く足にフィットしているは、
長さ以外の寸法や、形状の相性によって変わりますので…
決して、足のサイズ(長さ)が合っている靴を選んでいるとは限らない。
よって、足のサイズが、履いている靴のサイズと同じ数字と考えてしまうと、
間違った足サイズを覚えこむことになります。
なお、スニーカーは、表記するサイズの考え方が違うので…
それでサイズを覚えてしまうと、大きく勘違いしてしまう…
ということも割と多くある事例です。
◆ 何を履いても足が痛いのは…サイズをちゃんと測っていないから!?
それ以上に、サイズを誤って認識してしまう原因として、
「今履いている靴が、本当は適正なサイズで無い」
という場合、よくよく見受けられます。
幅がきつかったり、痛かったり、脱げやすかったり…という体験をすると、
もっとサイズを大きくしたり、逆に小さいサイズを選び履かれているケースが、とても多いからです。
# なんとか、その靴はお履き頂けてはいるのでしょうから、
# ご自身では、そんなこと私はない!と思われている方が沢山いらっしゃいます…
この場合、その靴は本来は足サイズより大きい(または小さい)サイズですから、
靴のサイズ=足のサイズとして覚えてしまうには、とても不適切なはず。
であるのに、靴のサイズから足のサイズを覚え、
それをまた、別の靴を買う際にも、
これくらいが合うはず、という靴のサイズ表記に照らし合わせて購入する。
そのようにズレた認識が重なり、靴選びのもっとも大事な基準である
足のサイズが、まったく違う認識のままとなる…
そこから靴を選びはじめると、前提がだいぶん違っているので、
合わない靴を選び確率がとてもあがってしまうのです。
◆ 測り方は要注意!足の数字は大きく変わるのです…。
足は、複雑な構造をしていることもあって、
体重のかかり方が変わるだけでも、寸法がかなり変化します。
例えば、しゃがんで足の寸法を測ったら…
それだけで、一般的に基準とする”立位静止”時の寸法とは
かんり異なる数字に。
よって、基準となるサイズを測るには、
正しい測り方をすることが必須です。
特に
・測られる方の姿勢や荷重
・測る側の、測り方や力の入れ具合(※ ワイズの場合)
が大事。
と考えると…自分で足を計測することは、人体の構造である以上、不可能なのです。。。
そして、足の形状は立体ですので、
接地しているところ?出っ張っているところ?
どこを基準として計測したらよいのかも、本来統一されているべきです。
その意味でも、
自分ではなく、他の人が、
しかも、測り方を正確に理解し実行できる人が、計測をしないと、
一番の基準とすべき足のサイズは、計測したからといって正しくわかりません。
また、最近はデジタル計測機器ではかるところも増えてきました。
レディースキッドも、足底圧なども表示される機械を使っています。
![](https://ladieskid.jp/wp-content/uploads/2020/03/IMG_6246.jpg)
計測値としての精度はあがるとは言えます。
しかしながら、デジタル計測であるから正確で、足に合った靴を選ぶのに
一番参考になる…わけでは決してありません。
なぜなら、デジタルもある一定の状態、
立位で止まっている状態、での足の寸法しか測っていませんので…
それだけで靴選びはできません。
て私達は、あえて違う測り方をすることがあります。
人の足は動くもの。
単純にいえば、一歩一歩、地面については宙に浮きます。
その変化をどう考えるかが大事ですし、
計測するときに、それを踏まえて別の計測を併用することで、
より、足に合った靴を選ぶために参考となる情報を得られます。
◆ 正確な長さがわかれば、痛くならない靴が選べる!?
長さ=靴のサイズ(表示されている)であるのは確かですが…
足も靴も立体で、かつ複雑な形状をしていますので、
長さ以外も合うか合わないか…沢山のポイントがあります。
長さの次に、重要な基準は幅。
幅と言っても、足の形状は複雑ですから、厳密にいえば沢山ポイントがありますが、
特に、足幅、ワイズ、とよばれる寸法です。
![](https://ladieskid.jp/wp-content/uploads/2021/02/e01-asi-1.png)
図を見て頂くように、足の中で一番幅のある
指の付け根同士を結んだ線の長さ(足幅)と、
その位置をとおる、甲回りの一周の長さ(ワイズ)のことを指します。
(ワイズは、JIS規格に制定されていますが、
必ずしも、すべての靴がこのJIS規格に沿って制作しているわけではありません。)
足幅やワイズを測りましょう、は最近は言われることも増えてきました。
ここが合っているかどうか、どれくらいが良いのかは…
非常に見立てが難しいのです。
なぜなら、
先にお話したように、足は荷重のかかり方で、かなり変化するからです。
ここに、計測すればよい!でない大事な注意ポイントがあります。
そこは長い話になるので、
専門家に見てもらうのが一番、と今回はしておきます。
ほかにも、幅と言えば踵の幅など、特に問題となりやすい箇所があり、
詳しくはまたの機会といたしますが、
そういった数字が複合的に絡んで、
靴が合う、合わないが出てくるわけです。
・・・・・・
いろいろとお伝えしましたが…最低限
正確な計測で
長さと足幅(ワイズ)を認識しておく
ことを、まずは必ずして頂き、
ピッタリな靴選びの第1歩を踏み出して頂きたいと思います!
<さらに詳しく知りたい方はこちらから>
2. 靴の買い方選び方② ~何を履いても足が痛いなら〜 ★本記事の内容はコチラです
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