“パンプス難民”を救うために私たちができること
2026.01.22
パンプスが好きなのに、痛い。脱げる。歩けない。
「私の足が悪いのかな」と、我慢していませんか。
パンプス難民は、努力不足ではなく、ピッタリのパンプスの選び方を知らないだけ、そんな「情報不足」から生まれます。
良いパンプスの構造を知り、足との相性を見極め、必要なら調整する。
この流れを辿れば、「私にも合うパンプスがあるんだ!」と思える日が近づきます。
「痛いのが普通」をやめるところから
パンプスの不快さは、我慢すべき“当たり前”ではなく、靴と足を見直せすべきサインです。
パンプスは、仕事にも式典にも、日常にも必要な靴です。
一方で「履くと必ず痛い」「帰宅後に足がしびれる」と感じる人も多いです。
痛みを前提にすると、選び方が「できるだけ痛くないか」「耐えられる痛さか」が基準になります。
すると、大きめの靴を履いてごまかしたりしてしまいます。
その結果、より合わない靴を履くことになり、靴擦れや外反母趾、むくみ、疲労が積み上がります。
私たちがまず伝えたいのは、足に合うパンプスを選べば、痛くなりづらく、快適に、気持ちよく歩けるということです。
足と靴の快適さは、気合ではなくご自身の足のことを知り、特徴にあったパンプスを選ぶことでつくっていけるのです。
パンプスの痛みは根性で解決しません。足と靴のフィッティングを見直す入口に。
なぜ“パンプス難民”が生まれるのか
パンプス難民の多くは既成靴の「サイズ表記の限界」と「足と靴の情報不足」で生まれます。
パンプス難民には、いくつかの根本要因があります。
一つ目は、サイズ表記が“足長中心”で語られやすいことです。
足の特徴は、足長だけでなく、足幅・足囲・甲の高さ・踵の形などで人それぞれ変わります。
同じ23.5cmでも、足幅などの足の特徴が違えば、フィット感は全く別物になります。
二つ目は、靴の試着が「座って履いてみただけ」、または「その場で立った瞬間」で終わりがちなことです。
パンプスを座って試着し、立ち上がってみると、足に体重がかかり、足裏の感覚は変わります。
さらにパンプスは、数歩歩くと前すべりや踵抜けが起きることがあります。
歩くときのズレは、痛みや姿勢悪化に直結します。
座って試着して終わりではなく、立ち上がり、実際に歩いてみてフィッティングをみることが重要なのです。
三つ目は、我慢が美徳になりやすい文化です。
「パンプスは最初は痛いもの」「そのうち伸びてなじんでくる」と思い、対処が遅れます。
小さい靴を我慢して履くと、靴擦れなど足の痛みや変形に繋がりやすいです。
反対に大きすぎる靴でも、足が靴の中で動き、摩擦が増えて靴擦れを起こします。
パンプス難民は、足や靴自体が悪いのではなく“足と靴の適合に対する見取り図”がない状態と言えます。
パンプス難民は足や靴そのものせいではなく、足と靴のフィッティングや情報不足から生まれます。
「体」と「社会」の両面でズレが拡大する
パンプスの不調は足だけでなく、歩き方や疲労、購買体験の構造にも関係します。
痛みは“局所”に見えて、全身に波及する
パンプスの痛みは、我慢すればいいだけの、点の問題に見えます。
しかし実際は、足の痛みを体がかばうことで、影響は足や身体全体に連鎖します。
たとえば、つま先が痛いと重心が外に逃げがちになったり、踵が抜けると、指で地面をつかむように歩くので、ふくらはぎが張り、膝や腰が疲れやすくなります。「靴が合わない」は、足のSOSだけでなく、姿勢が崩れかねないSOSでもあります。
だからこそ、早めに“足と靴のフィッティング”を整える必要があります。
選び方が“安易で適当”になる
パンプスは、見た目の印象を左右する、ファッションの大事なアイテム
だからこそ、気に入ったデザインのものを、デザイン性優先で選びたくなります。
でも「かわいいけど、痛くて履かなくなった・・・」という失敗が続くと、選び方が消極的になります。
「このブランドなら安心」「みんなが履いているから大丈夫」
こうした思考は自然ですが、これまでお話ししてきたように、足型は一人ひとり違うもの。足の特徴が違えば、足に合う靴も全く変わります。すると買い直しが増え、楽しいはずの靴選びがストレスになります。
私たちは、受動的で消極的な靴選びを“再現可能”な楽しいものへ変えたいのです。
パンプスの不調は体にも心理にも波及します。足と靴のフィッティングのの再現性が鍵です。
良いパンプスとは「デザイン」+「構造」+「適合」
良いパンプスは、見た目の美しさを支える“構造の合理性”を持っています。
「健康もおしゃれの一部」。
これは、私たちの中心にある考え方です。
「おしゃれは我慢」にしないために、私たちは靴の構造を徹底的に見ます。
チェックの視点は、難しくありません。
- ・踵のホールド:踵が包まれ、歩いても抜けにくい
- ・前すべり対策:足幅もしっかりと合い、足が固定されることで、脚が前に流れにくい
- ・屈曲位置:曲がる場所が足指の付け根と合っている
- ・ヒールの安定性:接地が安定し、ぐらつきにくい
- ・つま先の形状:指が押しつぶされず、圧が一点に集中しにくい
そして最後に大切なのが、足との“適合”です。
同じ靴でも、人によって痛みが起きる場所は違います。
だから私たちは、計測と試着、フィッティングをセットで考えます。
矛盾するようですが、既成靴の場合は、完璧を一足で求めすぎないことも大切です。
足も靴も変化するもの。
ご自身の足の特徴を理解しながら、足と靴の適合を探っていきましょう。
キッドではシューカウンセラーが相談に乗ります。合う靴に近づける方法として、靴調整やインソール調整もあります。
良いパンプスは構造で分かります。足と靴の適合を探り「ぴったり!」に近づけられます。
「ぴったりパンプス」に出会うための流れ
探し方は「測る→見極める→整える」の順番にすると失敗が減ります。
パンプス難民から抜ける道筋は、この3ステップが基本です。
1)測る:足長だけでなく、足幅・足囲まで見る
自分のサイズを“数字で”知ると、選び方が変わります。
特に足幅・足囲は、痛みや靴擦れに直結しやすいです。
左右差がある人も多いので、両足で見ます。
2)見極める:店内で“歩く”ことを前提に試す
立った瞬間のフィット感は、合格ラインの一部です。
数歩歩いて、踵抜け・前すべり・当たりを確認します。
「痛くない」だけでなく、「ズレない」を見ます。
3)整える:靴調整・インソール調整で“無理を減らす”
わずかな遊びや当たりは、調整で改善することがあります。
足に合わせて微調整すると、無理が小さくなります。
結果として、疲れやむくみの出方が変わる人もいます。
ここで大切なのは、我慢することで帳尻を合わせないことです。
小さい靴を我慢して履くのも、サイズを上げて逃げるのも、長期的には苦しくなりがちです。
「合う」に向けた、現実的なルートを持ちましょう。
ミニセルフチェック
こんな方はすぐにシューカウンセラーにご相談ください。
- 夕方になるとパンプスがきつくなる/前にすべる
- 踵が抜けるので、指でつかむように歩いている
- 親指・小指の付け根、または甲の一部だけが強く痛む
当てはまるなら、適合と調整で改善余地があるかもしれません。
合うパンプスは偶然ではなく手順で近づけます。測定と試着、調整がセットです。
「合うパンプスがある」と思える文化をつくる
私たちは、パンプスを“我慢するもの”から“自信を持ってえらぶ自己表現のキーアイテム”へ戻したいです。
パンプス難民は、珍しいことではありません。
珍しく無いからといって、“仕方ない”と諦めないでください。
ご自身の足の特徴を知り、良いパンプスの構造を知り、足と靴の適合を見極め、必要なら調整する。
この流れがあれば、パンプスはおしゃれを楽しみたいあなたのもっと味方になります。
「おしゃれと健康を、すべての足に。」
そのために私たちは、靴そのものだけでなく、靴の選び方も知ってほしいと考えています。
あなたの足に合う一足は、きっとあります。
まずは、今の足の状態を知るところから。
計測やフィッティング相談で、あなたの足に合う靴の形状や特徴を整理してみませんか。
パンプスは我慢の前提を変えられます。構造・適合・調整で「合う」に近づきます。
Summary
- パンプス難民は個人のせいではなく、足と靴の情報ギャップから生まれます。
- 良いパンプスは「デザイン+構造+適合」で見極められます。
- 解決の流れは「測る→歩いて見極める→靴調整・インソール調整で整える」です。
- 小さい靴を我慢して履く/大きめでごまかすの両方が不調を長引かせやすいです。
- おしゃれと健康は二択ではありません。両立の道筋を設計できます。
よくあるご質問
Q1. 「パンプスは最初痛いもの」と言われます。本当に慣れますか?
革がなじむことはあります。ただし“当たり方”が強い場合は、慣れより悪化が起きやすいです。痛みの場所が一点に集中するなら、構造かサイズ適合の見直しが近道です。
Q2. インソール調整は、合わない靴をごまかすだけですか?
ごまかしではなく「無理を減らす調整」として有効な場面があります。前すべりの軽減や、荷重の分散に役立つことがあります。ただし土台となるサイズや踵のホールドが合っていることが前提です。
▶︎婦人靴専門店オンラインショップで、各種サイズ・形状を取り揃えています。
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