ヒール靴とスニーカーで“サイズ感”が変わる理由
2025.12.08
「スニーカーは24cmなのに、ヒール靴は23.5cmじゃないと脱げる。」
「ヒールは指先がきついからワンサイズ上、スニーカーはゆったりサイズをチョイス…これで合っているの?」
同じ足なのに、靴によって“ちょうどいいサイズ”が変わる。
その違いに、うっすらと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、ヒールとスニーカーのサイズ感の違いには、ちゃんとした“理由”があります。
靴の種類ごとの特徴や構造の違い、履いた時の身体の姿勢や体重のかかり方。
それらが変わることで、同じサイズ表記でもフィット感が大きく変わるのです。
この記事では、靴によるフィット感の違いをわかりやすく整理しながら、
「測定やフィッティングする時の注意点」「どう選べばいいのか」を具体的にお伝えします。
最後には、来店や診断のきっかけになるセルフチェックもご紹介します。
“同じサイズなのに足に合わない”日常のモヤモヤ
ヒールとスニーカーでサイズ感が違うモヤモヤは、多くの人が抱えているごく普通の悩みです。
ヒール靴を試着したとき、
「スニーカーと同じサイズなのに、つま先が痛い。」
「普段のスニーカーより小さいサイズをすすめられて、少し不安。」
一方でスニーカーでは、
「ヒールで履いているサイズだとキツイ。」
「ヒールでは窮屈だったのに、この靴はちょうどいい。」
そんな“サイズの迷子”状態は、決して珍しいことではありません。
このモヤモヤを放置すると、
・ヒールではいつも足の痛みに悩まされる
・スニーカーは楽だけれど、なんとなく疲れやすい
・靴選びの基準となる自分の「本当のサイズ」がわからなくなる
といった不安につながります。
まずは、「靴によってサイズ感が変わるのはおかしなことではない」と知ること。
そこから、ヒールとスニーカーの“違い”を一緒に見ていきましょう。
ヒールとスニーカーでサイズ感が変わるのは多くの人に起こることであり、その理由を知ることが解決への第一歩です。
ヒールとスニーカーで起こる“サイズ迷子”
ヒールとスニーカーのサイズ感の違いを理解しないまま履き続けると、合わない靴を我慢する原因になります。
多くの方が、こんな“あるある”を抱えています。
・「ヒールは痛いもの」と思い込んでいる
・「スニーカーなら大きめでいいや」とサイズを甘く考えている
・ヒールとスニーカーで、サイズの合わせ方が適当
この状態が続くと、
・ヒールでは前すべりしてつま先が常に圧迫される →痛みにつながる
・スニーカーではかかとが抜けて、無意識に足に力が入る →疲れやすい
・どちらの靴でも、姿勢が安定せず歩きづらい
といった、“慢性的な不快感”が当たり前になってしまうことがあります。
本来、ヒールとスニーカーは用途も構造も違う靴です。
それなのに「同じサイズ表記だから、同じように選べるはず」と考えてしまうと、
サイズ迷子から抜け出しにくくなります。
「ヒールは〇cm、スニーカーは△cm」という“なんとなくの経験則”だけで選ぶのではなく、
なぜサイズ感が変わるのか、そのしくみを知ること。
それが、正しい測定とフィッティングの入口になります。
理由を知らずに感覚だけでサイズを変えていると、ヒール・スニーカーどちらでも「我慢する履き方」がクセになってしまいます。
ヒール靴とスニーカーでサイズ感が変わる理由
■ 体への影響|かかと重心と前重心の違い
ヒール靴は前重心、スニーカーはかかと〜足裏全体で支えるため、足の感じ方とサイズ感が変わります。
スニーカーは、かかとから足裏全体で体重を支える構造です。
地面との接地面が広く、ソールも厚くクッション性が高いことが多いため、
多少サイズが大きくても、ストレス少なく歩けてしまうことが多くあります。
一方、ヒール靴はどうでしょうか。
・かかとの接地面が小さい
・ヒールの高さによって前重心になりやすい
・つま先側に荷重が集中しやすい
このため、ヒールは“少しのサイズ違い”が、痛みや不安定さに直結しやすい靴です。
足が靴で固定されている面積も少ないため、スニーカーと同じサイズでも、つま先が当たる・前すべりするなどの違和感を覚えやすくなります。
つまり、
スニーカー:多少のサイズ差があっても歩けてしまう
ヒール靴:わずかなサイズ違いでも足の痛みや姿勢の悪化が起きやすい
という、構造上の違いがあるのです。
ヒールは前重心で負担が集中しやすく、スニーカーよりも“わずかなサイズのズレ”が痛みや不安定さにつながります。
■ 靴の構造と足型|足先の形と素材の違い
つま先の形・足幅・素材の硬さによって、同じサイズでもフィット感は大きく変わります。
ヒールとスニーカーのサイズ感の違いには、靴そのものの形や素材も関わっています。
ヒール靴の特徴
・ポインテッドトゥなど、つま先が細いデザインも多い
・レザーなど、最初は硬めの素材も多い
・足と触れる面積が少ないため、足型とのフィッティングがシビア
スニーカーの特徴
・つま先に丸みがあり、足先を動かしやすい形が多い
・クッション性のあるソールと、柔らかいアッパー素材であることが多い
・足幅の余裕は、靴紐を上手に締めることでホールド感を調整しやすい
足幅が広い方や、指が長めの方は、
ヒール靴では前すべりやつま先部分の圧迫が起きやすくなります。
同じサイズでも、スニーカーでは楽に感じるのに、
ヒールでは「きつい」「痛い」と感じるのはこのためです。
逆に、足幅が細めの方は、
スニーカーでは“ゆるくて疲れやすい”のに、
ヒールだと“フィットして心地いい”と感じることもあります。
つま先の形や素材、足幅との相性により、ヒールとスニーカーでは同じサイズでも「きつい」「ゆるい」の感じ方が変わります。
用途も構造も違う靴だからこそ、“サイズの考え方”を変える
ヒールとスニーカーはそもそも役割が違う靴であり、それぞれに合ったサイズの考え方が必要です。
ヒール靴は、脚をきれいに見せたり、フォーマルな場で装いを整えてくれたりする靴。
スニーカーは、たくさん歩いたり、日常の動きを支えたりする靴。
用途も構造も異なる靴を、「同じサイズであるべき」と捉える必要はありません。
キッドが大切にしている言葉。
それが、「おしゃれと健康を、すべての足に。」です。
この視点に立つと、
・ヒールは“足に無理をさせてでも履くもの”ではなくなる
・スニーカーは“とりあえず楽だから大きめ”ではなくなる
・どちらも「自分の足と使い方に合ったサイズ」を選ぶ対象になります
「ヒールはこのくらい、スニーカーはこのくらい」とざっくり分けるのではなく、
一足ずつ、“自分の足にとってのちょうどよさ”を探す。
その選び方が、
おしゃれと健康をどちらもあきらめないための、小さな習慣になります。
ヒールとスニーカーを別物としてとらえ、それぞれに合ったサイズの考え方をすることが「おしゃれと健康を、すべての足に。」につながります。
ヒールとスニーカー、それぞれの“サイズ感”の測り方
ヒール靴とスニーカーでは、同じ足でも見るべきポイントが少し違うため、測定と試し履きの手順を変えることが大切です。
ここからは、
「どう測ればいいか」「どう履き比べればいいか」を、できるだけシンプルにお伝えします。
1. 共通:自分の足の“基本情報”を知る
ヒール・スニーカー共通で、まず知っておきたいのはこの3つです。
・足長(かかと〜一番長い指先までの長さ)
・足幅(いちばん幅のある部分の横幅)
・足囲(足幅と同じ位置を一周した長さ)
紙とペン、メジャーがあれば自宅でも目安は取れますが、
より正確に知りたい場合は、専門店での足計測がおすすめです。
キッドでは、シューカウンセラーがデジタル計測器を用いて無料計測を行っています。
2. スニーカー用のチェックポイント
スニーカーでは、次の点を意識してみてください。
・指が上下・左右に軽く動かせる余裕があるか
・かかとが浮かず、靴紐でしっかりホールドできるか
・歩いたとき、足裏全体で着地できているか
スニーカーは、やや余裕があっても紐で調整しやすい靴です。
ただし大きすぎると、足が靴の中で泳ぎ、疲れやすくなります。
3. ヒール靴用のチェックポイント
ヒール靴では、より細かくチェックしてみましょう。
・かかとがカパカパせず、しっかりホールドされているか
・つま先に体重がかかったとき、指が前に強く当たらないか
・幅があっていて前すべりせず、足幅がきつすぎないか
・ヒールの高さに対して、後ろ重心になったり、お尻が後ろにひけて司祭のバランスが崩れていないか
ヒールは、前すべりとつま先の圧迫が痛みの最大要因です。
「座っているときは平気だけど、歩くと痛い」は要注意サインです。
4. ヒールとスニーカー、それぞれで“ちょうどいい”をメモする
実際に試し履きしたときの、
・サイズ表記
・どんなときに心地よかったか
・どのあたりに違和感が出たか
・立った時や歩いた時の変化
を、スマホのメモなどに残しておくと、
次の靴選びやオンライン購入のときの大きなヒントになります。
足の基本情報を知り、スニーカーとヒールそれぞれのチェックポイントでフィット感を確認することで、自分に合うサイズ感が見えてきます。
「一人で悩まない」ための来店・診断という選択
ヒールとスニーカーのサイズ感に迷ったら、専門的な足計測・診断を受けることで、最短で“自分の答え”に近づけます。
ヒール スニーカー サイズ感 の違いは、
頭で理解しても、実際に“どのサイズがいいのか”を一人で判断するのは難しいものです。
・小さくすれば痛い
・大きくすれば脱げる
・インソールを入れても、まだしっくりこない
そんなときは、**「一度きちんと測ってもらう」**ことがいちばんの近道です。
足長・足幅・足囲の測定はもちろん、
どこに体重がかかりやすいか、
どの部分に靴擦れが起きやすいか。
足と靴に詳しい専門家と一緒に確認することで、
「なぜこのサイズ感になるのか」が、具体的にわかってきます。
一度、自分の足の“基準値”がわかると、
・ヒール靴ではこれくらいのサイズが合いやすい
・スニーカーではこのくらいのゆとりが自分にはちょうどいい
といった、自分だけの“サイズ感マップ”が手に入ります。
「おしゃれと健康を、すべての足に。」という想いのもと、
キッドの店舗や足の診断サービスは、
この“サイズ迷子から抜け出すための地図”をお渡しする場所でもあります。
サイズ感に悩んだときこそ、専門的な足計測・診断を受けることで、自分だけの“ヒールとスニーカーのちょうどよさ”が見えてきます。
ヒールも、スニーカーも。“測る”から始める
ヒールとスニーカーでサイズ感が違うのは自然なことであり、違いを理解して測り直すことで、おしゃれと健康の両方を守れます。
ヒール靴とスニーカーでサイズ感が変わるのは、
・重心の位置
・靴の構造・つま先の形
・素材の硬さやクッション性
が違うから。
それは、あなたの足が“おかしい”からではありません。
大切なのは、
・「ヒールとスニーカーは同じサイズであるべき」という思い込みを手放すこと
・自分の足の“基本情報”を知ること
・それぞれの靴に合ったチェックポイントでフィットを見ること
・一人で悩みすぎず、専門家に相談すること
です。
「おしゃれと健康を、すべての足に。」
ヒールもスニーカーも、どちらかをあきらめる必要はありません。
今日の一歩を、「測ってみる」「相談してみる」から始めてみませんか。
ヒールとスニーカーの違いを理解し、足を測り直し、専門家と一緒にフィットを確認することで、おしゃれも健康も守れるサイズ選びが実現します。
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