ヒールの高さ、どれくらいなら良い?
2020.03.10
どれくらいの高さだったら、ヒールでも良いのか?
女性の多くが気になるトピックかもしれません。
ヒールの高さは、個人のお好みや必要とするシーンによっても違いますし、
まったくヒール高がない靴よりは、ある程度ヒールがあった方が、
歩きやすいといわれたり。
ちょっとそのあたりのお話をしてみたいと思います。
足への負担を考えたら。
最初にお話してしまいますと…3センチくらいまでの高さでしたら、足への負担はそう大きくはないとは言われます。
むしろ、少しヒール高があり、傾斜がつく方が、ヒールのない靴よりも
歩きやすく、疲れにくいとも言えます。
歩く際には重心が前に移動するわけですが、
ヒールによって足に傾斜がつくことで、前方への荷重配分が高くなる、
または前へ重心を移動しやすくなります。
もともと前に傾いているので、少ない力で足を前に出すことができます。
よって、足を前に蹴りだす必要が少なくなり、負担が軽くなるので歩きやすい、疲れにくい、と感じられる方も多くいらっしゃいます。
(ヒールの形状や太さの点は、別ですけれども)
ただ当然、高さがあればあるほど、前足部への負担は大きくなっていきます
そのせいで、足の健康を損なうということもありますので…
色々なバランスを考えて、5センチくらいまでが適当でしょうか、とお話することもあります。
(でも個々の身体の面からも考えねばいけませんので、皆さんに同様に5cmなら…と言える話ではありません)
ヒールが高いことによる影響
ヒールが高くて、足の前への負担が大きいことで、いろいろと影響はありますが、
お客様を拝見していて特によく気になるのは、
前足部の足裏にある横アーチが、低下してしまっている
状態。
本来は足裏全体で分散したい荷重を、前足部がより強く受け止めることになり、
アーチ形状がつぶれてしまいます。
それによって、足裏の衝撃吸収性が落ち、
足裏の痛みや、足が疲れやすくなってしまったりするだけでなく、
足より上の骨アライメントや筋バランスに影響を及ぼして、
痛みや疲れを誘発する可能性があります。
というように、歩くときの負担、足そのものへの負担、を考えても
高すぎるヒールを無条件ではおすすめできません。
それでも、少しでも高いヒールを履きたい!な方でしたら、どんなパンプスを選べばよいか。
単純に言えば、
『足に合っているヒールパンプスを履きましょう!』
ということになりますが…
具体的に言うならば、
・土踏まずのカーブが足のカーブとあっている
・踵の作りがしっかりとしていて、足を支えてくれる
・もちろん、前滑りしない全体のフィット感(靴の中で足が前へずれない)
などとなります。
ヒールの高さ自体を優先したいならば…
厚底のパンプスを選ぶ、というのも一つの方法です。
傾斜が少なくなるため、ヒール高の数値ほどは傾斜による影響がなく、楽に履けるものがあると思います。
実は、高い方が楽と感じる方もいます。
これは身体の状態によるのですが、だからといって、とてもプラスにだけ捉えられるわけでもありません。
どんなヒール高であっても、応じて身体を使いこなして無理を少なく履きこなせる、が理想ですね。
まとめ
というわけで、3センチ台のヒールを選ぶのが
足の健康のためには程よいところ、
とは頭にいれておいて頂きつつ、
エレガンスに見せたい場面には、ちょっと頑張る。
でも、頑張ったらあとでちゃんとケアをするとか、
頑張る時間は短くして、履き替える
などして頂けたらと思います。
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